『人を育てる』と一言でいえることの中身はとても色々な要素が複雑に絡み合い簡単に出来ることではありません。
自分が他者を育てるという状況にはいろいろあるとは思います、部下や後輩ができたり、子供が出来たりと、それぞれに状況は違えど、悩みを抱えて日々を過ごしている方も多いと思います。
そのような『人を育てる』場面は人生のどこかでは誰もが経験し、試行錯誤しながら取り組まれていることと思います。
みなさんが悩まれている,人を育てるという場面において少しでも手助けになれば幸いです。
人を育てる前に、まずは人と人の関係の土台である承認から全ては始まる
育てる立場のひと、育てられる立場の人が出会い、全てが始まりますが、まずは育てる立場の人が、育てられる立場の人のことを承認しなければ先には進めないと思います。
承認という言葉には多くの意味がありますが、人を育てるために必要な承認としては、相手を知り、認め、相手の全てを受け入れることです。
まずは相手のことをよく知ることから始まり、そして認め、受け入れることが重要です。
相手に対しての承認が人を育てることのすべての土台となります。
自分のことを認めてくれないひとから学ぼうとするひとはいません。
相手の関心に関心を持つことが関係性を良くしていく
人は自分のことに関心をもってくれる人に好意をいだきます、しかし人は他人のことに興味関心を示しての会話だけをすることは難しく、それよりも自分の話を聞いてほしいものです、けれどもそれでは関係はよくなりせん。
人を育てていくには相手との関係性を良くしていくことが必要です、その為に相手の関心に関心を持ち対話をしていくことで良好な関係が築かれていきます。
コミュニケーション能力の必要性
ひとを育てていくには、相手を認め、受け入れて、関係性を良くしていくことが重要ですが、その全てにコミュニケーションが必要です。
コミュニケーションは学べば学ぶほど、経験すればするほどに上手くできるようになっていくものです、人を育てる立場となっていく人にとっては特に重要なスキルとなりますので勉強、実践していきたいものです。
相手と過去を変えることは出来ない、変えられるのは未来の自分
人を育てるにあたり、知識や経験、やり方を教えていくことはできますが、結局は他人を自分の思い通りに変えることは出来ません、育てた先にどうなっていくかは相手の問題です。
相手が自分の思いどおりには決して変わらないことを、育てる側が理解していなければなりません。
変えられるのは自分の未来だけです、決して相手を変えようとはせずに、自分自身がさらに成長していけるように努力し、その姿を見せていくことによって、相手も成長していくと思います。
人を育てていくことが、自分自身の成長にもつながっていく
人を育てる前にまずは自分の背中を見せて勉強してもらいなさい、という言葉は誰しも聞いたことがあるかと思います。
このようにやるんだよと、見本を見せるためには自分自身が成長していかなければなりません。 人を育てるということは、まずは相手を認め承認して、その後は自分自身が成長して、楽しんでいく生き様を見せていくことではないでしょうか。 その姿を見てどう変わっていくかは相手次第です、決してこちらの思いどおりにはならないことを肝に銘じて自分の生き様を見せていきたいものです。
自分が成長していくためにも大切なおすすめの教育本です、勉強になり過ぎます。
メンタリング・マネジメント 共感と信頼の人材育成術 [ 福島正伸 ] 価格:1,650円 |